モグモグモグモグ

極めて稀に更新します

ゲームの話をしてみよう!

ゲームとの出会い

今日はゲームの話です。
思い起こせば初めてゲームに出会ったのは小学校1年生の時でありました。

当時同じ社宅の倉田くんという、社宅によくありがちな友達だか何だかよくわからないヤツの家にファミリーコンピューターの『マリオブラザーズ』がいち早く導入され、それをやるために彼の家に通っていたのがその出会いでした。

コンピュータゲームとの出会いはかなりセンセーショナルなものかと思いきや、当時の自分は結構すんなりと状況を受け入れ、さしたる驚きも衝撃も無くごく自然にゲームに溶けこんでいったのを覚えております。

そして小学校2年生の頃には自分もファミコンを買ってもらい、それ以降かなりの年月を経たわけですが相変わらずあたくしの趣味はゲームと胸を張って言える状態にあり続けています。

倉田くんのことなんて本当に倉田という名前だったのかすら記憶が曖昧なのにマリオブラザーズのことはしっかり覚えているんだから不思議なもんです。



さてさて、実はゲームの話でも書いてみようかななど思いたったのは先日こちらの記事を読んだことに起因します。

いい加減ゲームが趣味の大人を馬鹿にするのやめてほしい - 世界はいつもN=1で作られる


そうだよね!
大人だって堂々とゲームの話していいんだよね!?

でもやっぱFacebookに投下してもほとんど反応など無さそうだよね!

だったらブログに投げてみることにしましょう!みたいな経緯で書いているわけでした。

何から話せば良いのやら大変迷うところですが、個人的に強い思い入れを持っている、ゲームにオンラインの要素が入り始めたあたりからの流れを書ければいいのかななんて思います。

流れと言っても自分が体験して知っていることだけですが。



MMORPG

オンラインのゲームを知って以降長期間に渡ってハマっていたのがMMORPGというジャンル。

MMORPGとはMassively Multiplayer Online Role-Playing Game の頭文字をとったものです。

RPGというジャンルについては皆様よくご存知かとは思いますが、日本では1986年の『ドラゴンクエスト』の登場により一気にその知名度を獲得するところとなりました*1

MMORPGとは、簡単に言うと同じ1つの世界にみんなで同時にアクセスして一緒に戦ったりチャットによるコミュニケーションを図ったりしましょうという感じです。

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このキャラの中身は全部人が入ってますよというと分かり易いかもしれません。

画像は適当なものが無かったんで古いけど勘弁ね。

FFⅪFFXIVなんかもMMORPGですね。

MMORPGはオンラインゲームをやる人にとっては第一選択となるジャンルじゃないでしょうか。

ちなみに自分がドハマりしていたのは『ラグナロクオンライン』でした。

上記2枚目の写真がソレですね。

『RO』は2002年より正式サービスが開始されており、日本におけるMMORPGとしては最古の部類に分類される由緒正しいタイトル、且つ現在まで運営を続けているという、流行り廃りの激しいこのジャンルにおいてはバケモノのようなタイトルです*2

運営会社はソフトバンクグループのオンラインゲームの運営を行う企業たるガンホー・オンライン・エンターテイメントであり、今をときめく『パズドラ』の会社だったりします。

MMORPGは1つの世界を全プレイヤーが共有していますので、街を歩けばそこここで雑談しているのが聞こえてきます。

実際にはチャットですので文字表現ですしグループチャットやパーティーチャットで招待された人しか見えないものが主流ですが、それでもオープンチャットですれ違う人と会話することもMMOの醍醐味。

見ず知らずの人と意気投合し、そこから友達へと発展して一緒の時間を長く共有するうちに好意が芽生えいつしか2人はリアルに結婚へ…いうのもMMORPGならではの風物詩とも言えるんじゃないかな?

MMOではギルドやクランというコミュニティを作ることが多くその構成員でのオフ会などは頻回に行われておりまして、知る限りお付き合いに発展している人はメチャメチャいましたし、実際かなりのカップルが結婚してる人いるんじゃないですかね、という印象。

そこかしこに恋の花が咲き誇っている一方で強者がサーバ内で覇権を争い、戦争で決着をつけたり人材の引き抜き合戦により内外から取り崩そうと目論んだり外部サイトにて各種誹謗中傷を浴びせ合ったりと、それなりに殺伐とした雰囲気もありました。

もちろん所属するコミュニティのカラーもありますのでこのジャンルの楽しみ方は人それぞれといったところです。



MMOに対してMO(Multiplayer Online)というものがありますがこれは小規模人数によるオンラインゲーム。

やっている人にはわかりやすいかと思いますが、『モンスターハンター』シリーズや『ファンタシースターオンライン』あたりがソレです。

数人程度でマッチングしてパーティーを組み、生成される小規模マップへ探検に出るといったスタイルで、そのマップの中にはパーティーメンバーしかプレイヤーが存在しないため、その行いが他の世界に影響を及ぼしません。
これがMO。

その意味で言うとネットを介するオセロや将棋、チェスなんかも広義にはMOです。



個人的にはMOよりも現実世界に近い人間関係が築けるMMOの方が好みでした。

今はもう卒業しましたが。



MMORPGにまつわるアレやコレ

MMORPGのなんたるかは大体わかっていただけたかと思いますがそのシステムについてちょっと。

まず課金モデルについては大き3つに分けられます。

月額いくらの月額課金制とアイテム課金制。

そしてその併用です。

月額については『FFⅪ』を例にとると1,280円でして、高いゲームでも2,000円とかその程度です。

アイテム課金にしても狩りに便利なアイテムいくらとか追加倉庫がいくらとかそんなものです。

そんなもんなのではっきり言って運営会社は後述するソシャゲに比べると全然儲からないわけです。

大した儲けも出ないくせに手間は莫大で運営会社大丈夫かよ?とかいつも思っているわけですけど、運営のお悩みリストの代表例と言えば

  • 自動ツールを使用したBOTキャラクターによる中身無しの不正狩りによるゲーム内資産増
  • BOTツールで育成したキャラクターのリアルマネーでの譲渡
  • 増え続けるゲーム内通貨のインフレ
  • キャラクターの強さのバランス調整 ~ ゲーム内レベル上限に達し、やることの無くなったプレイヤーへのレベルキャップor転生などの措置の検討
  • 24時間担当者を配置しゲーム内トラブルへの対応にあたらねばならないこと
  • 定期的な季節イベントなどの企画立案実行によりプレイヤーのモチベーションの維持

などなど。

かける労力のわりにその対価が低すぎる、それがMMOだと認識しております。



MMORPGとあたくし

とまあ色々と書いてきましたがそのMMOにあたくし自身ドップリと7年程度は浸っていた気がします。

ラグナロクオンライン』→『大航海時代オンライン』→『マビノギ』→『RFオンライン』→『リネージュⅡ』と枚挙にいとまがありません。

そんなわけでゲームのために睡眠時間が短くなり会社がツラくなり(職種が向いていなかったからというのもあるが)ついには新卒当時勤めていた会社を退職してみたりしました。

エヘ。

ちなみに当時の気持ちを某エントリーのブコメにブッ込んだものにはスターを多数いただきましたので下記に貼っておきますありがとうございました。



とうとう離婚になりました!やったぜバツイチ! - heartbreaking.
MMORPGにハマりバイトも辞め大学を中退しこちらでお金を出した自動車学校も期限内に免許取得できずドロップアウトした彼女を家から追い出した経験がありますが当時はなんとも言えない嫌な気分でした。

オチとしては、結局自分も含め似たもの同士だったということでしょうか。



プレイヤーの実情

ではそんなMMOですが、どんな人がやっているのか(モグ彦主観)と言うのが下記でございます。

デイトレーダー、自営業、主婦、フリーター、学生、ニート

大体この辺かと。

他にもあるかと思いますが、あたくしがゲーム中に出会った強い人は大体こんな構成でした。

逆にこの方達以外はやってても強くなれませんし、やってたら日常生活が送れなること請け合いなんです。

そう、MMORPGとは基本的に時間をかければかけるほど強くなる「かけた時間=強さ」の弱肉強食の世界なのです。

事実ラグナロクオンラインでは1時間狩りをして取得できるであろう経験値を「時給」と呼称しておりました。

基本的にパーティーを組んで戦うので、狩りの最中は抜けられず3~4時間拘束されることもザラで後半はだんだんとそれがツラくなりソロ狩りが多くなっていきました。

「回復役がいないと狩りができない!」

「ええ!?もう落ちるの!?」

そんなのが日常茶飯事すぎて睡眠時間がガリガリと削られるのです。

もはやゲームを楽しんでいるのかツライ作業しているのか何がなんだかわからない状態になりとにかく眠い日々でした。



MMORGP引退

しかしそんな日々にもついに転機が訪れたのです。

やはりパートナーというのは重要な要素でありましてどう重要かと言うとゲームにあまり興味が無いということで…。

むしろあたくしのパートナーは、ネットゲームは時間を蝕む悪であるという確固たる考え方を持っておったわけです。

また、引退間近にやっていたゲームは『リネージュⅡ』であり、当時のPCには非常に負荷がかかるタイトルだったため、室温上昇と折に触れて発生するPCの故障に大変ご立腹の様子でした。

そんなわけでゲームをやらないハニさんと結婚する運びとなったあたくしはそれを期にMMORPGを辞め、真人間として第二の人生を歩むこととなったのです。

当時は泣く泣くの引退でしたが今となっては正解だったなと思うに至った次第です。




そんなわけで今回はここまで。

本エントリーは長くなりそうなので続きはまた後日にでも。

続く。

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ラグナロクオンライン』の現状に関しご指摘いただきましたので本人許可の元記載致します。

イキイキ老後感ステキ!

*1:それ以前には1981年に『ウィザードリィ』が出るなどしてはいますが、一般の日本人に深くRPGが根を下ろしたのは間違いなくドラゴンクエスト以降でしょう。

*2:さすがに12年を経過した現在は既にゲーム終了までの看取りの段階に入ったと揶揄されてもいるようですが