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極めて稀に更新します

赤ちゃんモデル

社会人になるとなかなか交友関係を広げるのも難しくなっておりますよね。
特に男の人の場合、会社関係が主な人間関係になるわけで、
かと言って会社繋がりの方とプライベートにお友達になれるわけもなく、
飲みに行って趣味の話しなんか当然することも無いわけであります。

そんな中、新しい友人関係として浮上してきたのが大学時代の同級生であり
同じサークルで切磋琢磨したマー坊(仮名)なのでした。

学生時代それほど仲良くやっていたわけじゃないのですが、
人生って何があるかわかりませんよね。
3ヶ月のタイムラグがあるもののほぼ出産タイミングが一緒となり、
ハニさんとマー坊の奥様も含めて家族ぐるみでのお付き合いに発展。
学生時代よりより密で、奥様同士も仲良くコミュニケーションできるような
そんな素敵な友人関係が構築されたわけです。

それからというもの、子育ての悩みや喜びなど、
さまざまなことを共有して今に至るわけですが、
マー坊家と我が家とで大きく違う内容としてこんな話が上がってきました。

マー坊の奥様(仮にイザベルとしますが)はメキシコ人とフランス人と日本人の
クオーターなわけですが、どう見てもその外見はクオーターレベルでは収まらず、
ほとんど純粋なヒスパニック系外国人然としたはっきりくっきりとしたお顔立ち。
しかも足も長くお尻が締まり且つデカイ、典型的な日本人であるハニさんとは
比べ物にならないくらいの外国人女性のそれであります。
「脱いだらまじびびった」とはハニさんの談。
一方でマー坊の方も最近徐々に体重増加傾向にはありますがなかなか男前です。

そんなお二人の血を受け継いだ愛の結晶であるベビ様ですが、
やはり超絶美形であり、赤子でありながら纏うオーラが完全に他の子と違っており、
パッと見ただけでおたくのお子さんうちの事務所入りませんか!?
ってなスカウトを受けそうな具合であります。

事実何の気なしに応募したベビー雑誌の読モでは簡単に選考通過し、
あれよあれよと言う間に某商業誌の表紙を飾るまでになりました。
ハッキリ言ってすげーかわいいです。

モデル募集要項に明記してはいないのですがその雑誌は
モデルは全員ハーフというのがどうやら最低選考条件のようで、
掲載されている赤ちゃんはみんなおめめクリクリの白い肌、
スラッと縦長のルックスをお持ちな子ばかりなんですね。

なんということでしょう!
純血日本人種は予選落ち。
うちの子は残念ながらモデルにはなれないようです。
ただでさえ足太いですしね。

まぁそれはいいのですが、マー坊イザベル夫妻の娘さんは
数々の雑誌にモデルとして掲載され、ついには表紙トップを飾り、
ある程度の地位を築いた段階でひとまずモデル活動は休止しておったそうです。

将来的にどうしたいかというのを特に考えていたわけではなかったですし、
なんとなくモデルになれて、話をいただいた仕事をこなしていた結果
表紙を飾れたという具合でしたので、特に強い思い入れをもって
仕事していたわけではなく、事務所にも所属せずフリーで今までやってきていたわけです。

ただ、さすがに初めて雑誌に載った時は嬉しかったので、
普段遊んでいるママ友に「今度うちの子が雑誌に載るんですよー」
と喜びを分かち合うべく話しをしたことがあるそうで。

そして季節は巡り表紙を飾った数日後、
うちの子もモデルにしたいのだけどどうしたらいいかしら?
やっぱり事務所に所属するべきかしら?
という相談をとあるママ友さんから持ちかけられたそうです。

さらにはイザベラさんが日々コンタクトをとっているあの人もこの人も
お子さんがモデル事務所に所属しているんですって!
所属入会に30万円で、月額2万でレッスンですって!
的な内容もその相談をしてきたママから暴露されたんだそうです。

ええ!マジか!
あん時うちの子が雑誌載ったつった時、
彼女らにほとんど反応が無かったのはそういうわけか!
さらには死んだ魚のような目で虚ろな返事よこしてきたのはそういうことか!
挙句そんな高額な金払って事務所に所属してんのかい!!
だそうで。

東京怖いですね。

そこらの子どもがシレっとモデル事務所に所属しているようです。
しかも妬み嫉みが半端ない世界みたいです。
おめでとうくらい言ってやらんかい!と個人的には思いますが、
実際に自分のムスメが事務所に所属してても全く仕事をもらえず、
一方でフリーで活動しているあの人の娘が表紙かよ!
と思うと彼女らの気持ちもわからんでもないです。

ああ怖い。

ひとまず悩んだ末、娘さんはモデル事務所に正式に所属し
活動を続行させることにしたそうです。
これからの彼女に何が待っているのか。
果たしてうちのムスメとは友達でいてくれるのか、
そういった意味でも注目していきたいと思います。