夕飯に行ったラーメン屋で感じたこと

はい。
と言うことでですね、本日我が家に帰宅しましたところ
ハニさんとムスメは見事に不在でありまして、
あったか我が家の灯が消えたような寂しさに身を任せながら
渾身の力を込めつつこうしてキーボードを殴打しているわけなんですね。

このやろう！

聞けば我が家の女性陣2人は近所のママ友様のおうちにお邪魔し
そのまま宿泊するそうです。

すわ、これが噂の女子会か！
ガールズトークか！
パジャマパーティーか！
芋煮会か！

食べて良し、愛でて良しの女性の園。
大変麗しい。

どうやら先方の旦那様は今夜は忘年会のため帰宅しないという段取りのようです。
さすがは年に1度は社員全員を引き連れハワイに社員旅行とシケ込む会社！
忘年会も全社を挙げて朝までオール強制が恒例だそうでお疲れ様です。
儲かっている会社はこの不況下にも確実に存在するようです。

ともあれこちらもこちらで独自に食事を摂らねばならぬわけで、
毎度おなじみ近所のラーメン屋へ行ってきました。

さてこのラーメン屋、個人的には面白いんじゃないかという空気感を
薄々感じていた店舗なのですが、それは例えば、
かの神の舌を持つ男ことラーメン王であらせられるところの石神秀幸氏の
携帯番号らしきものが客席カウンターから丸見えのホワイトボードにデカデカと
マジック書きしてあったりするようなところにオモシロ感が表れておりました。

店長様におかれましては恐らく業務連絡的位置づけで書いているつもりでしょうが
明らかに個人情報ダダ漏れでありさながら自慢のようでありました。
ウチの店、ラーメン王が来たんだぜ。

来たかどうかは本当に全く興味がありませんのでどうでも良いのですが、
とにかくそのラーメンの味は普通です。
びっくりするほど普通。
可も無く不可も無くでありわざわざお金を払って食べる程ではない、
といった程度のシロモノです。
家の近くで他に食事する手ごろな店が無いから行くだけという、
コンビニで例えるならば
ラーメン界のサークルＫサンクスや！！！
といったところ。

企業のネッツが星を覆い電子や光が世界を駆け巡っても
国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない現代におきましては
インターネッツとラーメン屋は非常に親和性が高い組成となっており
なんかマズイこと書いちゃうとバレちゃうんじゃないかしら！嫌だわ！
みたいなエゴサーチおっかない症候群に罹患しているあたくしとしましては
そのラーメン屋の具体的な場所や名称を明言するのは避けさせていただきます。

それでもヒントとしましてはたった数ヶ月の修行期間で
いとも簡単にその本家のノレンがディストリビュートされるという
商売モデルとしては半チェーン店として展開しております、
腕組みポーズと頭にタオルを巻いたオッサンの写真がトレードマークの
あのお店のことかもしれません。
そうじゃないかもしれません。

さて、本日もそんな微妙な味わいのラーメンをスルーして、
まだ食うに値する丼モノの注文だけして待っていると
カウンターで隣に座っていた兄ちゃんと店長が仲良さげに会話を交わしておりました。

どうやら見たところその兄ちゃん、というか若く見えるオッサンだったかもしれませんが、
とにかくその人物は名のある人らしく店長がしきりにご機嫌を取りながら
会話をしているのが見て取れました。

曰く

店長　「どうッスか？今日のラーメン」

謎の人「うまいよ！」

店長　「何点ッスか？」

謎の人「100点だ！100点の塩だ！」

店長　「やめてくださいよ！そんな風に言われたら向上心なくなるッスよ」

謎の人「(えっ･･･！？)うーん、正直に言うと確かに120点じゃあないなぁ。
　　　　じゃあ自分では何点なの？」

店長　「自分ではこの店のメニュー全部が80点行ってないっス」

謎の人「へえ」

店長　「でもこのグループの店の中じゃあオレのラーメン80点以上行ってると思うんスけど、
　　　　でもオレの目指すところはこんなもんじゃないッス！オレはもっと高みを目指しますよ！」

モグ彦「」

いや、店長、普通にリピの無いお味ッス！
隣で聞いてて、許されることなら即効で即時型のミニブログに
校正無しの脊髄反応で書き込み拡散したかったのでありますが、
頭を冷やす意味合いでこうしてブログに書いております。
とてもえらい。

しかしラーメン作ってる人ってみんなこんな感じなのかしらね？
もしかしたら居合わせた謎の人は石神秀幸だったかもしれませんが
顔とか良く見たことないから知らん。
総括としてはいい場面に居合わせました。
また行きたいと思います。
ごちそうさまでした。

※こちらはおいしいラーメンのイメージ画像です。